サントリーの青いバラ
14年の歳月を費やし最新のバイオテクノロジーを利用して、ついに現実のものとなった青色遺伝子を持つ青いバラ。
2004年にお披露目された青いバラですが、遺伝子組換え技術(バイオテクノロジー)を用いているために、一般に栽培したり、販売するには、「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物多様性の確保に関する法律」をクリアする必要がありました。
様々な実験に基づき、ようやくこの2008年1月31日、青いバラは、生物多様性に影響しないと、認可されることになりました。
2009年にはと言われているようですが、生産体制が整えば、意外と早く手にすることができるかもしれませんね。
白い花を青く染め上げた青いバラは、オランダで作られベンデラブルーと言う名前で今でもなかなかの人気を博しているようです。
赤は「情熱」、白は「尊敬」、黄色は「可憐」と花の色によって変わるバラの花言葉、青いバラの花言葉もそろそろ決まるかもしれませんね。
青いバラ、マリーアントワネットも手にすることが出来なかった有り得ないからこそ欲しい、その...
バラの歴史
青いバラに行き着く前に、まずバラそのものの歴史を少々・・・。
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5000年前の古代バビロニア『ギルガメシュ叙事詩』にも既にバラ栽培の痕跡が認められるようです。
古代エジプトのクレオパトラがバラを愛好したことは有名ですし、暴君とされるローマ帝国第5代皇帝ネロがバラに魅了され、彼が関わるあらゆる場所、あらゆる時にふんだんにバラを使ったとされています。
一方、中世ヨーロッパでは協会によって、バラのその美しさや香りが「人々を惑わすもの」としてタブーとされ、人々の前から姿を消し、薬草としてのみ管理栽培された時代がありましたが、十字軍以降中東のバラがヨーロッパに紹介され、ルネサンスを迎えるころには、再び人々の下で栽培されるようになり、現在へとバラの美しさを伝えてきました。
バラの品種改良、求め続ける青いバラ
ナポレオンの皇后ジョゼフィーヌがバラを溺愛し、原種の蒐集をしていたことが、人工受粉による育種の技術を確立させたと言われているようです。
現在までに2万5千種以上ものバラが作り出され、色も、赤・白・ピンク・黄色またそれぞれを掛け合わせたような様々なものが存在してきましたが、青いバラだけは世界中の多くの育種家が幻と追い求めながら、成し得ずにいました。
それはバラに青色の色素が存在しなかったためであり、その赤い色素を抜くことで少しでも青く近づけようとする行為でした。
ただし、近年バラ独自の青い色素ロザシアニンをもつ品種が確認され、遺伝子操作に頼らずに青いバラを作り出せる可能性も示されています。