ほたるぶくろ 名前のいわれ
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古くは提灯のことを「火垂(ほたる)」と呼んでいたそうです。そして、ほたるぶくろがその提灯の姿に似ているからと付いた名前とか、子供達が捕まえた蛍(ホタル)をほたるぶくろの花に閉じ込めて持ち帰ったから、とも言われているようです。
確かに陽の光を透かす花の姿は優しく、蛍の灯りをより幻想的にしてくれるかもしれません。
逢ひたくて螢袋に灯をともす
ホタルブクロ
ほたるぶくろは、ききょう科の多年草で、日本、中国、シベリアに広く分布しています。
学名はCampanula punctata
Campanulaはラテン語の小さな釣り鐘を意味することばに由来し、punctataは斑点ということのようです。花弁の内側にある斑点からきたのでしょうね。
開花の時期は、5月の末から6月の半ば、梅雨時に重なりますね。そして、蛍の舞う時季ということです。
英語ではbell flowerと呼ばれるようです。カンパニュラ(つりがねそう)も同じく英語でbell flowerと呼ばれていますが、同じ種属ですね。
ほたるぶくろの花の色には赤紫のものと白とがあって、関東のほうでは赤紫が多く、逆に関西のほうでは白が多いようだといわれています。
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ほたるぶくろとヤマホタルブクロ
日本には、よく似たヤマホタルブクロという花もあります。
ほたるぶくろの変種とされ、山地に多く生育していると言われているヤマホタルブクロですが、いがいに街角の道端で目にすることもあります。
ときどき、白い花がほたるぶくろで、赤紫の花がヤマホタルブクロと思っていらっしゃる方がいますが、生育する場所によって様々な花の色をつける花ですので、花の色では区別できません。
見分け方としては、ホタルブクロは、萼と萼の間にある細い三角のもの(副萼片)が反り返っていますが、ヤマホタルブクロの同じ副萼片は反り返るものは見あたりません。
むしろぽっこりと膨らんでいるように見えます。これがほたるぶくろとヤマホタルブクロの違いなのですが、よく見てみれば、蕾の時からでも区別できます。
ひょっとして、いままでほたるぶくろと思い込んでいた花が、実はヤマホタルブクロだったりなんてことがあるかもしれませんね。
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