メタボの保険指導とは
メタボリックシンドローム(症候群)をさして言われる「メタボ」ですが、昨年頃から特によく耳にします。
この4月から始まった、高齢者医療確保法に基づく新しい健康診断制度があるからのようです。
通称“メタボ検診“(特定健康診査・特定保険指導)と呼ばれるものは、40歳〜74歳の方を対象として義務付けられました。
この“メタボ検診”は、糖尿病、高血圧、高脂血症、などいわゆる生活習慣病を事前に見つけるというのが目的です。
これは、標準体型の男性(メタボの人も含む)が20kg太ると糖尿病や高血圧になりやすくなり、年間医療費は糖尿病で2.5倍、高血圧性心疾患で1.3倍に増える。
とされた研究データから、将来の医療費を抑制する効果が見込まれるということから開始されたようです。
“メタボ検診”の結果、腹囲や体格指数(BMI)が基準以上で、血糖、血中脂質、血圧が基準値を超えメタボと看做された場合、超えた数値や喫煙の有無等に応じてメタボの保険指導を受けなければならなくなります。
このメタボの保険指導には、基準値以上の数値が高い人へ向けた「積極的支援」、低めの人へ向けた「動機づけ支援」に分かれます。
積極的支援としては、保健医師や管理栄養士らと面接したうえで、腹囲や摂取カロリーなどに具体的な目標を設定し、3ヶ月から半年にわたり食事の改善や運動に取り組み、継続的に電話やメールで指導を受けるというものになります。
動機づけ支援のほうは、1回の面接を受けたうえで、半年後に生活習慣が改善されたかどうかについての評価を受けることになります。
そして、このメタボの保険指導による改善の余地が見られない場合には保険者(この場合は企業や地方自治体)に罰則として、高齢者医療制度への支援金の支払いが上積みされるそうですので、やっきになっているようです。
メタボの保険指導対象とされる2つの目安とは
1.軽く息を吐いた状態で、“おへそ”の高さで測る腹囲が男性で85cm、女性で90cm以上の人の場合に、空腹時血糖値、血中脂質、血圧の3項目を測定し、その状況に応じてレベル分けをしてメタボの保険指導をされるわけです。
2.項目以上指摘された場合はメタボと診断、それに満たない人も予備軍として特定保健指導の対象とされます。
3.腹囲が男性で85cm、女性で90cm未満であっても、BMIが25以上であればメタボと看做されます。
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体格指数(BMI)とは、たとえば、身長175cm、体重80kgの人であれば、
80kg÷(1.75m×1.75m)=26.12
というように、体重を身長(メートル単位)の2乗で割ることで算出される数値です。
メタボと保険料
生活習慣病として捕らえられているメタボリックシンドローム(症候群)ですので、メタボの保険指導対象となった場合には、一般の生命保険や医療保険の加入料も上乗せとなる可能性がありますし、事実上乗せとなっているものもあるようです。
上述のメタボの保健指導の段階では、基本的に個人の負担が発生することはありませんので、この機会にしっかりと受け止め改善したいものです。
結局は、ご自分が豊かな老後を迎えられるかどうかとなるわけですし、メタボの保健指導に損は無いと思えますよ。